東洋ガラスは、環境基本法の制定とともに1993年6月、いち早く環境対策室(現・生産管理部環境グループ)を発足させました。当社で独自にLCA(ライフサイクルアセスメント)の評価プログラムも開発しています。1998年、ガラスびん業界では第1号となるISO14001を川崎工場が取得すると、その後、滋賀工場、千葉工場も取得し、2001年には、営業部門、生産技術部門、経営部門、事業開発部門までを含む全社統合で取得しています。 また、ガラスびんは環境負荷が低い容器ですが、これをさらに進化させるべく、カレット回収を効率化するシステム開発、溶解時の省エネルギー化、リターナブルびんやエコロジーボトルの普及など行い、さまざまな観点からガラスびんの3Rに積極的に取り組んでいます。
和暦 |
西暦 |
当社の環境関連取り組み |
国内外環境関連情報 |
昭和46年 |
1971年 |
ガラスびんリサイクルプロジェクト、カレット処理技術開発プロジェクトを発足 |
・環境庁発足 |
平成5年 |
1993年 |
環境対策室発足 |
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平成6年 |
1994年 |
LCA、ガラスびんの基本ソフト(LCA ver.1)を開発 |
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平成10年 |
1998年 |
グリーン購入活動表彰の優秀賞を受賞 |
・家電リサイクル法公布 |
びん業界で初のISO14001認証取得(川崎工場) |
平成11年 |
1999年 |
ISO14001認証取得(滋賀工場) |
・PRTR法制定 ・省エネルギー法改正
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平成12年 |
2000年 |
ISO14001認証取得(千葉工場) |
・循環型社会形成促進 基本法制定
・廃掃法改正
・建設リサイクル法制定
・グリーン購入法制定
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「LCA手法による容器間比較報告書」第1版発行(容器間比較研究会) |
平成13年 |
2001年 |
ISO14001全社統合認証取得 |
・廃棄物処理法改正 ・PCB特別措置法制定
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「LCA手法による容器間比較報告書」改訂版発行(容器間比較研究会) |
平成14年 |
2002年 |
東洋製罐グループ環境委員会発足 |
省エネルギー法改正 |
平成15年 |
2003年 |
全3工場への経済産業省の第1種エネルギー管理指定工場立ち入り調査合格 |
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びん業界で最初のエコマークの認定を超軽量一般びんシリーズで取得 |
平成16年 |
2004年 |
カレット選別装置CELVSS(セリビス)開発・外販開始 |
・環境配慮促進法成立 ・ISO14001:
2004年版発行
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平成17年 |
2005年 |
環境も配慮された2製品でジャパンスター賞を受賞 |
・COP21で京都議定書に 代わる「パリ協定」を採択 |
ジャパンスター賞を受賞した2製品がワールドスター賞も受賞 |
ISO14001定期・移行(2004年版)審査に合格 |
平成18年 |
2006年 |
環境省「自主参加型国内排出量取引制度」による補助金を得て川崎工場CGSリニューアル実施 |
・石綿新法制定 ・省エネ法改正
・温暖化対策推進法改正
・容器包装リサイクル法改正
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川崎工場3号溶解炉ガス燃焼へ転換 |
超軽量一般びんシリーズでエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞 |
平成19年 |
2007年 |
川崎工場1号溶解炉ガス燃焼へ転換 |
・改正省エネ法施行 |
改正省エネ法「特定荷主」指定 |
千葉工場1号溶解炉ガスアトマイズ化開始 |
平成20年 |
2008年 |
千葉工場2号溶解炉ガスアトマイズ化開始 |
・京都議定書第一約束期間 スタート
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滋賀工場3号溶解炉ガス燃焼へ転換 |
滋賀工場1・2号溶解炉ガスアトマイズ化開始 |
平成22年 |
2010年 |
滋賀工場に省エネ徐冷炉1基導入 |
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千葉工場に省エネ徐冷炉4基導入 |
ISO14001更新審査受審、合格 |
平成25年 |
2013年 |
川崎工場生産停止(滋賀工場に生産を統合) |
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滋賀工場4号溶解炉生産開始 |
平成26年 |
2014年 |
滋賀工場に省エネアントニーニ製徐冷炉2機導入 |
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省エネアントニーニ社製徐冷炉の日本国内における正規販売代理店となる |
統合マネジメントシステム(EMS、QMS、FSSC22000)運用開始 |
平成27年 |
2015年 |
滋賀工場に省エネアントニーニ社製徐冷炉3基導入 |
・2015年9月の国連サミットで SDGsを採択 |
平成30年 |
2018年 |
滋賀工場1,2号溶解炉ガス燃焼へ転換 |
・気候変動適応法の公布 |
令和5年 |
2023年 |
千葉工場2号窯溶解炉省エネルギー化実施 |
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千葉工場に省エネアントニーニ製徐冷炉2基導入 |
注)ガスアトマイズ:重油と都市ガスの混合燃焼のことをいいます。
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